08.08
『梶原一騎絶筆30年~SO!一騎集会~』その2
『梶原一騎絶筆30年~SO!一騎集会~』の続きです。
【その2】
ちばてつや先生が『あしたのジョー』を始める時、
原作通りにはしないという条件で引き受けた…という話は割と有名だが、
その事情をご本人から詳しく伺うことが出来て、とても納得した!
ちば先生はオリジナルで描くつもりで、ボクシング物の構想を進めておられた。
既にキャラも設定も出来ていた。
どうしてもこのキャラで描きたかったので原作付きは何度も断っていた…というお話。
私は驚いた。
今まで聞いていた話では、ちば先生は梶原先生の原作をもらってから、
あのジョーのキャラを作ったんだな、と思っていたからだ。
本当は原作をもらうよりも先に、
ちば先生が矢吹丈やドヤ街の設定を作っていたのだ。
『あしたのジョー』の連載開始~3回目まではちば先生が元々
考えていた設定ってことかな。
『梶原一騎絶筆30年~SO!一騎集会~』本当に濃密な時間だった。
森川ジョージ先生の無茶振りも面白かった!
客席から登壇させた平松伸二先生に、資料も見させずに描かせた
『タイガーマスク』の色紙に向かって
「これじゃドーベルマンじゃないですか」って、ヒドイw
梶原先生のご親族の方々もお疲れ様でした。
入念なご準備がよくわかる素晴らしいイベントでした。
写真はロビーに展示されていた年表の一部。